暁の水平線-あか空

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アニメ、マンガ、小説、ゲームを中心に書く雑記ブログです。

農家の孫から元農家の孫になりそうです

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どうも、須田ジーノです。

 

皆さん、お米って好きですか?

僕はお米が好きです!

特に祖父が育てた米が好きで、スーパーで買った米で炊いたご飯か祖父の作った米で炊いたものかは食べたらわかります!(稀に外すけど)。調子が良い時は匂いを嗅いだ時点で分ったりするのですが、それも今年の収穫分で終わりを迎えます。

 

というのも、祖父が田植えは今年で辞めると宣言したからです。

理由はいくつかありますが、やはり一番は祖父の体調が思わしくないこと。

去年くらいから心臓が弱っていると病院で言われたようで、だいぶ体力がなくなってきているみたいです。

 

今年で最後ということで僕も田植えに参加してきましたが、田植えが始まって1時間ちょっとふらふらして転びそうになっていた。僕はそれを見て、「あぁ、もう祖父に田んぼ続けてとか言えないな」って思ってしまった。老体に鞭打ってでもするようなことじゃないですから、それよりも祖父が元気でいてほしい。

 

僕の祖父はサラリーマンしながら米を作ってきた、いわゆる兼業農家です。

若いころは会社勤めをして、空いた時間に稲を植えて代々続く田んぼを守る、そういう生活を送ってきた人。

 

少し脱線した話をすると、母が幼いころは家は茅葺屋根で古く、屋根裏部屋で養蚕をしていたらしい。まぁそんな感じでザ・昔の農家って感じなのが僕の祖父であり、母の実家です。

米農家ということで、当然のように猫が飼われています。理由はネズミ対策です。平成の世になってそんなことある? って思いますが、事実、祖父の飼う猫が台所に現れたネズミを本気で追っかけまわしている様を一度だけ見ました。なかなか野性味あふれる猫でしょ? (笑)

 

祖父が住む地域は今も米農家が固まって住んでいて、そういう家はどこも農家としての歴史が古いです。祖父で何代目なのか僕は知りませんが、曾祖父よりも前からのはずなので100年とか余裕で越えているはずです。仮に曾祖父からだとしても100年。そう考えたら、なかなかスゴイ決断を祖父はしたんだなって思います。

今の祖父が何を思い最後の稲を育てているのか、僕にはわかりません。

田植えはその後、何も問題なく終わり、昼食後に農耕機械の泥を洗い流して終わりました。こいつらの出番もこれでお終いで、そのうち売りに出されます。残るのは、古びた埃臭い納屋と長生きした猫です。

 

祖父の農家仲間もみんな老人ばかりで、その代で農家を辞めて買い手のない田んぼは、休耕状態になる場合もあるようです。

田植えをしていて気が付いたことで、祖父の田んぼから少し離れた田んぼはいつの間にか老人ホームへと姿を変えていた。そうやって、埋められて何か別のものへと姿が変わっていくのだと思う。農家を引退した老人は自分たちが手放した土地に建てられた施設へ通う、皮肉なものです。毎日、若いころからずっと作物を育てるために通った農耕地が、老人ホームに姿を変え、そこへ通わされる。僕は、農家を継がない人が悪いとは言わないし、言えません。祖父もそうなのだと思う。無理にやれと叔父には言えなかったし、言う気がそもそもなかったんだと思う。

 

こうして、田舎の小さい農家が1つなくなるわけですが、別に僕がこんな風に書かなくたって今までずっと津々浦々、どこでも昔からであった光景です。僕は今年の秋から元農家の孫として生きていくし、祖父は元農家の人です。もう田んぼの面倒を見なくても良くなるのであれば、近場の温泉にでも連れて行くとします。母からの話では、祖父はずっと前から温泉に行きたがっていたようだし、孫の僕が祖父の長年の願いをちょっと叶えてあげるとします。

 

農家の孫からは以上となります。

それではっ!